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不老不死

老化と死はヒトにとって避けられない恐怖である。この両者を被らなければ、幸せな状態が持続するであろうとの空想を実

体化したものが不老不死である。古くから世界各地でこれが理想とされ、それに至る道が模索された。また、神などの超現

実の存在には往々にしてこの属性が与えられる。

主に大陸系文化において、受け入れられる理想の一つでもある。類義語に「不老長寿」(ふろうちょうじゅ)がある。医学

的には、寿命が平均より大幅に短くなる早老症は確認されているが、逆に老化速度が遅くなり常人と比して数倍の寿命を持

つ遅老症や、老化が全く進まない不老症は確認されていない。

現代の科学においても老化の防止は重要な課題である。他方、生物全体を見れば不老不死であるかもしれない存在はいくつ

か考えられる。ただしその判断は難しい。

なお、不死であり、老化しないことを実現する空想としては、老化が起こってから後、元の状態に戻る、というのが考えら

れ、こちらは若返りといわれる。概念的にはやや異なるが、例えば若返りの泉などやはり空想上の産物としては世界各地に

例が多い。

生物学的な見地では、個性の宿る個体が滅びたときがすなわち死である。ほとんどの生物は人間が観察できる範囲の寿命を

持ち、その範囲で死を迎える。また、その際に老化と呼ばれる生体能力の低下が見られ、明らかにその先生き続けられない

ことが見て取れる。樹木などでは老化は見て取りづらく、またヒトよりはるかに長期にわたって生存することがわかるが、

それでも数千年を超える例はない。したがって不老不死の生物はない、と考えるのが普通である。

単細胞生物は実質的に不老不死ともとれる。有性生殖の場合その個体は一代限りで限りあるが、単細胞生物は分裂しても同

じ個体とみなせるからである。しかし、そのような生物でもたいていどこかで有性生殖を行っているので、単純にそう考え

るのは誤りである。例えばゾウリムシは、分裂には回数制限があり、有性生殖を行うことで新たに分裂がはじめられること

が知られる。ただし世代交代を生命の継承と考えれば、すなわち生殖細胞(遺伝子)を後世に伝えることを不死と見なすな

らば、全ての現存する生命は太古に発生した時点から生き続けているとも解釈出来る。いわゆる万世一系なる言葉は、その

意味ではすべての生物に当てはめられる。

なお、本当に不老不死の生物として、ベニクラゲはクラゲが老化して後、萎縮して再び幼生であるポリプに戻ることが判明

しており、これを繰り返すことで理屈の上からは不老不死であると考えられている。つまり老化しては若返るわけである。

同様の現象はもう1種、ヤワラクラゲで知られている。ただし、本種個体は当然ながら捕食を受けることはあり得るし、そ

の場合は当然死んでしまうから、本種のクラゲが(空想上の生物の不死鳥のように)死を免れている(永遠に生き続ける)

生物ということを意味するものではない。

もう一つの老化に逆行する例として、昆虫の変態とそれに関するホルモン関連がある。昆虫において、アラタ体と前胸腺か

ら分泌されるホルモンがその変態に深く関わっているが、このうちのアラタ体から出されるいわゆる幼若ホルモンは昆虫の

変態を止め、いつまでも幼虫でいさせる効果があり、実験的には幼虫の期間を延長させることができる。

『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
永久に老化することも死ぬこともなく生き続けることってなんだか微妙ですね。

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2009年10月21日 20:03に投稿されたエントリーのページです。

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